職場での旧姓使用、私はてっきり社会に浸透していると思っていたのですが、そうではないんでしょうか?
そう思っていたところに都内の学校に勤務する女性教員が、旧姓の通称使用を認められないことに対して提訴するも、棄却されるということが起きました。
私が勤めている会社では社内結婚の夫婦も多く、当たり前のように旧姓を使用している方が多いですし、会社もそれを認めています。
法律には明るくありませんが、このニュースを目にした時はなんともやるせない気持ちになってしまいました。。好きな方を使わせてあげればいいのではないでしょうか。。
職場での旧姓の通称使用はNG?通称使用と損害賠償を求めた訴訟で請求が棄却される
勤務する学校の通知票などの書類で、旧姓を通称として使えないのは人格権の侵害にあたるとして、日本大学第三中学・高校(東京都町田市)の30歳代の女性教員が、学校法人「日本大学第三学園」(同市)に通称使用と121万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(小野瀬厚裁判長)は11日、請求を棄却する判決を言い渡した。
判決によると、女性は2003年に同校に着任し、13年に結婚して戸籍上は夫の姓になったが、教室では旧姓を名乗った。成績通知票や時間割、出席簿などの書類上も旧姓の通称使用を要望したが、同校が認めなかったため、提訴した。
判決は、「通称として旧姓を使用することは、一般的に法律上保護される利益にあたる」と指摘した。ただ、職場で戸籍姓を使わせることには「職員を識別し、特定する合理性、必要性が認められる」とし、「(職場での)旧姓使用が社会に根付いているとはいえず、戸籍姓使用が違法な人格権の侵害とは評価できない」と結論づけた。
女性の代理人弁護士は「通称使用が広がる動きに逆行する判決だ」と述べ、控訴する方針。女性は記者会見し、「戸籍姓の強制はパワハラと変わらない。『我慢しろ』と言われたようで悲しい」と話した。
同学園は「主張が理解されたと評価している」とコメントした。
出典:http://www.yomiuri.co.jp/national/20161011-OYT1T50068.html
ネットではこんな声も。私と同じく、この判決に疑問を持つ方が多いようですね。
最高裁が夫婦同姓を違憲としなかったのは通称使用が社会で広まっていることも理由の一つだったはずですが...。 女性教員の旧姓使用認めず 東京地裁(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/ZP2dBqzsye #Yahooニュース
— 大窪和久 (@okuboka) 2016年10月11日
生徒がちゃんと認識していることが本当だとして、その上で戸籍名でないと識別できない職場って、だいぶ荒廃してる気がするんだよなあ。 / “女性教員の旧姓使用認めず 東京地裁:朝日新聞デジタル” https://t.co/jVNNL02nkw
— インターネット出雲マン (@tbsmcd) 2016年10月11日
個人的には好きなほうを使わせてあげればいいじゃん!と思ってしまいますが。。。
追記)
いろいろ調べていると、気になるツイートがありました。
@madarame 旧姓使用を認めなかったことに対する“損害賠償請求を棄却”したのであって“旧姓使用を認めない”判決では無い。つまり「旧姓使用は広まっているが、戸籍姓と同一の扱いではない」という意味だと解釈しました。もしそうなら、ちょっと分かりにくい記事ですね。。
— Suguru Ikeda (@shiroh20070921) 2016年10月11日
なるほど、あくまで「損害賠償請求を棄却した」だけだということなんですかね。なんだか難しい話ですが、続報が気になりますね。